人生振り返ってみよ!! 八話  " Mr. J &  Mr. K "

前回のつづき・・・

 

 

同じく僕の名前はケンタロウ(本名)と伝えたが僕の発音がひどかったため

 

なかなか伝わらなかった。

 

 

そこでお互いをMr.Jミスター・ジェイ/Mr.Kミスター・ケイ 

 

と呼ぶことにした。

 

次の日から通常の授業が始まったわけなのだが、

 

ここではクラスを6つのレベルに分けている。

 

レベル1~レベル6。

 

各レベルのも A B C D と複数のクラスに分けられている。

 

Mr.Jはレベル4、当然僕はレベル1。

 

レベル1には僕同等、それ以下の生徒(A~Zが言えないレベル)たちもいた。

 

 

基本的に授業はテキストを使うといったものではなくいろいろな

 

アクティビティ、例えばゲームや街を歩きながら先生がこれは何?

 

これはどういったときに使うもの?

 

など簡単な単語とその用途を僕らに説明させる 話す 授業がメインだった。

 

このプログラムがほかの語学学校と違うところは、ココ!

 

話すことを重点に授業をしている。

 

そして厳しいルール

 

どんなにわからないことがあっても英語以外の語学を使用してはならないこと。

 

仮に使用した場合、授業料を支払っていたとしても強制帰国

 

これは実際にやります。

 

今後行く方は気を付けてください!!

 

 

録音でもされてるんじゃないかってくらい監視力は半端ないです。

 

警告は3回あり3回目で退会させられます。

 

日本と違って情などといった甘い考えは許されず、

 

全く聞く耳を持ってくれませんので本当に気を付けてください。

 

 

ただ勘違いしてほしくないのが、これはあくまで僕らのことを思ってのこと。

 

 

つづく・・・

人生振り返ってみよ!! 七話  " Mr. J " 現る!!

前回のつづき・・・

 

 

時差の関係もあってものすごい睡魔に襲われたためしばらく仮眠をとった。

 

何時間ほど眠っていただろうか。誰かが僕のことを呼んでいた。

 

目が覚めて外をみると辺りはすっかり夜になっていた。

 

僕のことを読んでいたのはルームメートだった。

 

身長は190cm!!!

 

細身で見た目は当時のベッカム(ワールドカップ2002で

 

モヒカンヘアスタイルのベッカム)。

 

まず女の子は 100% ホレるだろうなって感じの好青年だった。

 

名前は?

 

出身は?

 

何歳?

 

いろいろと聞きたいこと、話したいことはあったが

 

全くと言っていいほど英語を話すことができなかったので

 

しどろもどろな状態だった。

 

 

彼はすでに流暢な英語を話すことができており、

 

いろんなことを質問された。

 

ただ何を言っているのこあさっぱりわからなかった。

 

 

彼の名前は Jerome  ジェロム。ケベック出身。

 

ケベックとはカナダにある13州のうちの一つ。

 

ここはカナダの中で唯一フランス語圏の州である。

 

同じ国の人種が違う言語をもってして生まれる光景を見たのは初めてだった。

 

 

 

このプログラムには多くのケベック人が参加している。

 

全体の8割ケベック出身ではないだろうか。

 

僕らとは違い、カナダ国から全額援助されているため、

 

学費・食費・寮費 はすべてタダ!!!

 

それ以外の国からの留学生は一か月 25万円!!!

 

もちろん食費、寮費、学費すべて込みだがそれでもちょっとフェアじゃないw

 

 

 

何度か僕の名前はジェロムだって言われたがなかなかうまく発音できなかった。

 

 

つづく・・・

人生振り返ってみよ!! 六話  UNB

前回のつづき・・・

 

 

ニューブラウンスウィックの UNB という大学の中に

 

語学を学ぶ学生向けのプログラムがある。

 

まず驚くのが大学の規模。

 

日本の大学と比べてもキャンパスの規模がでかい

 

 

レストラン に スターバックス、 コンビニ に クラブ まで、

 

まるで一つの町が大学の中にあるような感じだった。

 

 

敷地内に寮もあり、プログラム参加者はみんな寮の中で過ごす。

 

一部屋二人、希望すれば個室もあるがひとりより二人のほうが

 

このプログラムはお勧めだ。

 

理由は語学の向上、それに友達も作りやすい。

 

 

プログラム初日、自分の部屋107号室に案内され中に入るとすでに

 

ルームメートの荷物が置いてあった。

 

本人は出かけてたみたいで不在だったのだが

 

ガサツな奴だなぁって印象があった。

 

ベットの上は荷物でぐちゃぐちゃ、

 

机の上にも香水やワックスなどが散乱状態。

 

 

まぁ自分も近いタイプの人間だし人の子とは言えないなと思いつつも、

 

とりあえずキャンパス内を見て周った。

 

キャンパス内にバー・クラブがあるのには驚いたが、

 

この光景は昔好きだった ビバリーヒルズ青春白書 という

 

海外ドラマで見た光景に似ていたためすごく興奮した!!

 

 

 

夕方三時くらいだっだろうか。

 

もうクラブは開いていたのだがまだ誰もいなかった。

 

当然といえば当然だがこの時間帯はカフェとして営業してるとのこと。

 

中にはダーツやビリヤードもあり、たまに学生がプレーしている。

 

二時間ほどして部屋に戻ってみたがまだルームメートはもどっていなかった。

 

 

 

つづく・・・

人生振り返ってみよ!! 五話 母からの電話・・・

前回のつづき。。。

 

 

 

母からの電話。

 

内容は、翌年の4月からカナダへの留学行けということ・・・

 

 

え?

 

 

一瞬そう思ったけれどもほんの一瞬で、頭の中、体の中、いろんなところが

 

何とも言えない感じに襲われた。

 

 

孫悟空 が強いやつと戦うときワクワクする感じ。

 

今でも覚えてる。

 

このたとえが一番しっくりくる!!!

 

 

ただし条件が一つあり、留学費用はすべて自腹というもの。

 

いくらかかるか当時はわからなかったが200万くらいは

 

するのかなってイメージは持っていた。

 

それからの約6か月働いた。

 

 

とにかく働いた。

 

アルバイト 5つ 掛け持ちし、

 

朝は五時から夜中の三時まで、授業と部活の時間以外はすべてアルバイトに費やした。

 

 

今思うともっと短時間高収入を得られる方法は

 

いくつもあったのかもしれないが、当時の僕はそんな方法を

 

考えるくらいならその時間も働くスタンスをとるアホやったので、

 

がむしゃらに働いた。

 

目標の200万には若干及ばなかったが190万6か月で稼いだ。

 

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2006年5月

 

 

カナダは東にあるケベック州の隣、ニューブラウンスウィック州

 

留学をする。

 

国土が広いわりに人口は少ないカナダ。

 

その中でも僕の町は特に小さく、日本人の割合がほかの週に比べて少なかった。

 

 

これがよかった。

 

 

やはり、留学するのであれば日本人率の少ない街を選ぶほうがいい。

 

ロサンゼルスにも一時期滞在していたのだが、ここで語学を学んでる方々は

 

日本人と一緒にいることが多く、日本語ばかり話していたので

 

期間のわりに上達してなかったのを覚えている。

 

もちろん人にもよると思うが。。。

 

 

 

つづく・・・

人生振り返ってみよ!! 四話

 

前回の続き。。。

 

 

 

 

ただ、部活・サークルを通して日に日に感じていたことは、

 

みんなと離れたくないなぁという気持ち。

 

卒業後はみんな離れ離れになる。

 

学生みたく自由な時間は限りがあり、結婚後はなおさら時間が無くなる。

 

 

あれから10年たった今でもその思いは変わってない。

 

どうすればいいのかを考えた結果、ある結論に至る。

 

メディアを通してみんなとの関係を繋げる

 

自分がテレビに映れば間接的にでもお互いを思い出してくれるかもしれない。

 

そんな単純な思いからある選択肢を見つける。

 

アナウンサー。

 

僕はイケメンでもなければ、特に面白くもない。

 

芸能人のようなタレント性はない。

 

ならばサラリーマンかつメディアの表舞台の仕事、すなはち 

 

アナウンサーこそ理想の職ではないか!と思いつく。

 

それがどれほどいばらの道かもとも知らず・・・。

 

 

 

その夢を持ったのが2年生の夏後半、さて何をすればアナウンサーになれるのか?

 

とりあえず最近のアナウンサーのプロフィールをネットで見る。

 

ほとんどの方は一流大学卒、そして何か抜き出る特技を持っていることに気づく。

 

三流大学No特技。勝てる見込みゼロ

 

周りからはそう言われた。

 

確かにそうかもしれないけどなんとなくやれる気がしてた。

 

なんでだろうねw

 

ただ、たしかに何をどうすればいいのかわかってなかったのも事実。

 

相談する相手からは無理無理の一点張り。

 

とりあえず実家に帰宅して両親にもその話をしてみた。

 

 

 

 

それから一週間後、母親からの電話・・・

 

 

 

 

つづく。

人生振り返ってみよ!! 三話

前回の続き。。。

 

 

大学の入学式、待っていたのはテレビでも見たことのある光景、

 

サークル・部活の勧誘

 

とにかく友達作りたかったのですべてのビラをもらい人が多く集まりそうな

 

サークルに入った。べたすぎる テニスサークル 。テニスサークルだけでも

 

10近くあったのだが、同じ一浪組の割合の高かったサークルにはいった。

 

それともう一つ、全く入る予定はなかったのだが映画撮影する部活(映画研究会)

 

にも入った。

 

なんでだろうね??? でもこれがのちにつながってくるんだよ。。。

 

 

大学生活一年目、まぁ遊んだね。授業も出てはいたけど常に週末何して遊ぶか

 

ばかり考えてた。

 

お台場、新宿、渋谷、原宿、池袋、上野、べたすぎるスポットでべたすぎる遊びを

 

とにかく楽しんだ一年目。

 

全く後悔はしてなかったものの単位を半分落としてしまった( ;´Д`)

 

 

 

大学二年目、あいかわらず遊んではいたものの、映画研究会の支部をすることに

 

なったため、他部活動との交流など行事ごとに取り組むようになる。

 

そんな中、同期の仲間との会話は、遊びから将来の話をすることが多くなっていった。

 

まだ二年だし将来のことなんて考える時期じゃないと思っていたのだが、

 

周りはそうではなく、インターンシップや資格の取得に精を出していた。

 

 

 

よくよく考えてみると、大学に入ったのはあの素人くんに会いたいって

 

思いがきっかけだったので、なんで経営・経済を学んでいるのか、

 

将来何がしたいかなんて考えたこともなかった。

 

 

 

 

つづく。

人生振り返ってみよ!! 二話

 

前回の続き。。。

 

 

その素人が当時好きだったアイドルに小さな芸人がちょっかいを出したのが

 

きっかけだった。僕がその番組を見たのは2003年の8月頃。番組の内容も

 

面白かったんだけれどもそれ以上にその素人の生き方にすごく惹かれたのを

 

覚えてる。

 

今まで特にやりたいことも夢もなかったけれどもその番組を見たのをきっけに

 

東京に行きたい、その素人の通っている大学に行きたいという気持ちが強くなった。

 

単純だよねw

 

そこから本当の意味で浪人生になり必死に勉強するも、時すでに遅し・・・

 

その素人くんの通う大学には行けなかったが同じ東京エリアの大学に進学する

 

ことはできたw

 

もともと田舎育ちだったから初めて上京した時はもう毎日がパラダイスだったね!

 

羽田空港を降りて友達と新宿で落ち合う予定だったので向かっていたのだが、

 

お金を節約したかったため品川駅から歩いて行った。

 

当時はiPhoneとかもなくGPSなんて機能の付いた携帯を持ってなかったので

 

めっちゃ迷ったわ。

 

これ信じられないような話だけど、車に乗ってる方に渋谷はどっちですか?って聞いたら

 

山田邦子さんだったw

 

もうマジ感動したよ!特にファンってわけじゃなかったけど初めて東京で道聞いたのが

 

人生初の芸能人、山田邦子さんってもうすごすぎてテンションめっちゃ上がりましたよ

 

東京ってやっぱりすごいなぁって思いながらもようやく新宿に着く。

 

目的はアルタ前で全国放送に一瞬だけ映ることができるってやつw 

 

人が多すぎて正直、映れたかどうかもわからない感じで一瞬で終わった・・・

 

 

 

つづく。